6月17日金曜日、前日からの雨が降り続く中、コーヒーチームは四谷のイグナチオ教会で
「とすねっと」さんの企画したチャリティディにこもれびコーヒーを無料提供しに行ってきました。
会場には所狭しとバザーの商品が並べられ、その端っこにこもれびコーヒーが出店します。
前回の岩手出張カフェの際にも協力して下さったK子さんと、火曜ボランティアのSさんが
焼いて下さった美味しそうなクッキーも並べ、スタッフ達でコーヒーとウバ紅茶を準備しました。

会場のバザー用品を熱心に見て回るお客さんの多くは、福島から避難されている方達です。
東京の避難所を出た後に必要になる台所用品、電化製品、食器などを調達する必要があります。
みんな一生懸命に並べられた商品を選んでいました。

今回のこもれびカフェ、コーヒー提供のほかにも目玉がありました。
「無料似顔絵コーナー」です。
似顔絵を担当して下さったのは、「もやい」とも理事長の稲葉と長~い付き合いになる、
福島在住イギリス人アーティストのジェフ・リードさんと、先日は岩手でも似顔絵を描いて好評
だった元漫画家のもやいボランティアMさん。ジェフさんは、何とご自宅のある奥会津から、
自転車で駆け付けてくれました!! 「クリーンエナジー」と得意そうに言う割には、「元気?」と
聞くと「ちょっと疲れが・・・」と疲労が抜けない様子。15時間も自転車漕いだのだから当然と
言えば当然です。

似顔絵コーナーは、お子さん連れに大人気でした。ジェフさんも、Mさんも休む暇がないほどに
沢山の肖像画を描き、喜んでいただけました。

ジェフさんの描いた被災地を逃れた子供たちの肖像は、夏のFUJI ROCKに展示され、同時にウェブでも公開されて世界に発信される予定です。

福島から避難する皆さんの声が聞けた、とても有意義な一日でした。

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こもれびコーヒーは、東京新宿区にあるNPO法人自立生活サポートセンター・もやいが運営する交流サロンです。フェアトレードのコーヒー豆を焙煎し独自のブレンドを作るという過程を通して、多くの当事者(生活困窮者)が作業にかかわり、喜びと自信を共有するスペースです。また「世界の貧困問題と日本の貧困問題をつなぐ」という大きな課題に取り組んでいます。
アートのワークショップやコーヒーの試飲会などを開催し、地域との交流にも取り組んでいます。