ハンドピックについて
焙煎の後は、欠けた豆や焼きすぎた豆、生焼けの豆などを取り除くハンドピックという作業が行われます。これが簡単なようで難しく、コーヒーの味を決める大事な作業です。ずっとやっていると目が疲れてしまうそうですが、慣れてくると悪い豆がすぐわかるようになるといいます。
焙煎が花形の作業なら、ハンドピックは縁の下の力持ち的な作業。根気と気力と体力がいる作業なのです。今日も、ザッザッザッと豆を平ざるの上で混ぜる音が響きます。そうすると、茶皮(チャフといいます。焙煎した後のコーヒー豆に多量についてくるもの)がよく落ちて、その後のハンドピックがスムーズに行くそう。チャフにまみれながら、丁寧に背中を丸めてハンドピックしているメンバーの後姿をいつもすごいなあと思いつつ、眺めています。
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こもれびコーヒーは、東京新宿区にあるNPO法人自立生活サポートセンター・もやいが運営する交流サロンです。フェアトレードのコーヒー豆を焙煎し独自のブレンドを作るという過程を通して、多くの当事者(生活困窮者)が作業にかかわり、喜びと自信を共有するスペースです。また「世界の貧困問題と日本の貧困問題をつなぐ」という大きな課題に取り組んでいます。
アートのワークショップやコーヒーの試飲会などを開催し、地域との交流にも取り組んでいます。