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9月11日、残暑の厳しい日曜日。 
こもれびコーヒーは、とすねっと企画のチャリティディ&祈りの集いに参加して参りました。
福島から東京に避難している方を対象としたこの催しで、各団体のボランティアによる
バザーや法律相談、音楽会やアロマセラピーなどが行われ、その一角にこもれびコーヒーも
カフェスペースを作らせてもらいました。この催しは、赤坂プリンスを出たあと、散り散りに
離れて暮らす被災者達をつなげる為の催しでもあります。赤坂プリンス滞在の頃から、
あるいはそれ以前から顔見知りだったお母さん達が、久しぶりに顔を合わせてテーブルを
囲み、真剣な顔で情報交換をしていました。

6月17日にイグナチオ教会で行われたイベントで、イギリス人アーティストのジェフ・リードが
似顔絵を描かせてもらった子供さんとそのご家族も二組お見えになり、お元気そうなその姿に
私達もホッとしたのでした。

さて、久しぶりの再会を果たした子供たちは、元気いっぱい。
特にボランティアさんにバルーンの刀を作ってもらった男子達が大興奮。
刀を手にした戦士になって、終始全力で会場を走り回って戦っておりました。
もやい理事長も刀を手に挑戦したのですが、たちまち四人くらいの男の子に囲まれボコボコに
される始末。私も5分と体力が持ちませんでした。

駆け回るから喉も乾く。子供たちはこもれびコーヒーの長テーブルを何度も訪れ、元気に
ソフトドリンクをおかわりし、ボランティアのSさんが作ってくれた手作りクッキー(オートミール&
ゴマ)を平らげてくれました。

慣れない土地での避難生活。福島に夫を残し、母子で暮らす方も多くいらっしゃいます。
まだまだ先の展望が何も見えず、ストレスや疲労は限界に近いことでしょう。
私達にできることは、たまのイベントでコーヒーやお菓子を出すことくらいですが、福島に
起こったこと、そこに住む人達のことを決して忘れてはいけない、他人事だと思っては
いけないと走り回る子供たちを見ていて強く思いました。

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こもれびコーヒーは、東京新宿区にあるNPO法人自立生活サポートセンター・もやいが運営する交流サロンです。フェアトレードのコーヒー豆を焙煎し独自のブレンドを作るという過程を通して、多くの当事者(生活困窮者)が作業にかかわり、喜びと自信を共有するスペースです。また「世界の貧困問題と日本の貧困問題をつなぐ」という大きな課題に取り組んでいます。
アートのワークショップやコーヒーの試飲会などを開催し、地域との交流にも取り組んでいます。