去年の震災からちょうど11か月の2月11日、こもれびコーヒーは聖心女子大学で                    開催された「とすねっと」企画のチャリティディに参加してきました。
震災後、福島から東京に避難されている方は8500人以上いらっしゃると言われており、
その数は日々変動しているものの、たくさんの方々が今も東京で生活しておられます。
「とすねっと」は震災直後から東京に避難している家族を支援している団体で、
こもれびコーヒーもほぼ毎月開催されるチャリティディに参加し、コーヒー提供をしています。

今回は初めての会場でした。聖心女子大学!!普段自由に入れない場所ですし、
独特のイメージもあります。わくわくして向かった大学のキャンパスは、歴史的価値の
高そうな建築物を擁したとても美しいキャンパスで、当日は午後からチャペルにて
卒業生の結婚式も行われていた模様です。

カトリックの聖心女子大学に、この日「服の選択を間違えた」としきりに悔やむ人物が一人
おりました。とすねっとスタッフのOさん。彼がこの日、着てきてしまったのがコレ。
「寒くないのに上着脱げなくて・・・」と困っているのが可笑しかったです。                         

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さて、会場となったマリアンホールの二階に、こもれび出張カフェ本日も開店です。 

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「このコーヒーの味を楽しみにしていたのよ〜」とお客さんが言って下さると、
コーヒーメンバー達も俄然張り切ってしまいます。ボランティアのK子さんのクッキーと
Sさんの生チョコケーキをお勧めすると、皆さん顔がパーッと明るくなるのも嬉しい。

会場には子供の遊び場も豊富に設置され、元気な子供達の声が響いていました。
福島から避難されているご家族の多くは、父親を福島に残しているケースが多い為、
いつもは母子が多いのですが、今回はお父さんの姿もちらほら見られ、そのせいか
子供達のテンションがいつもと違うように見えました。

会場一階ではいつも通りバザーが開催され、二階ではこもれびコーヒーのほかに
法律相談、アロマのハンドマッサージ、綿あめやフリートレードのホットココアを提供する
カウンターができました。 お母さんと並んで、小さな女の子がハンドマッサージを受ける
かわいい姿も。マッサージを施す側も、見ている私達も笑顔満開です。

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私達は参加できませんでしたが、別会場ではマリンバ演奏やミサも行われました。
一年近く経過した今も故郷を離れ、慣れない土地で父親と離ればなれ暮らし、
満足な補償もないままに貯金を切り崩しながら不安に包まれて暮らす参加者の皆さんの
心がほんの少しでも慰められますように。

次のチャリティディは震災からちょうど一年の3月11日。
皆さん、またお会いしましょう。

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こもれびコーヒーは、東京新宿区にあるNPO法人自立生活サポートセンター・もやいが運営する交流サロンです。フェアトレードのコーヒー豆を焙煎し独自のブレンドを作るという過程を通して、多くの当事者(生活困窮者)が作業にかかわり、喜びと自信を共有するスペースです。また「世界の貧困問題と日本の貧困問題をつなぐ」という大きな課題に取り組んでいます。
アートのワークショップやコーヒーの試飲会などを開催し、地域との交流にも取り組んでいます。