2月25日、朝から雨が降る中、コーヒーメンバー4名で横浜市の大倉山に
出掛けて来ました。<もやい>やこもれびコーヒーとつきあいの長い
映画監督飯田基晴さんの「今日も焙煎日和」と「いぬとねことにんげんと」が
大倉山ドキュメンタリー映画祭で上映されるからです。

「今日も焙煎日和」が撮られたのは、コーヒー焙煎チームが生まれた6年前。
ホームレス経験のあるおっちゃん達が集まって、ああでもないこうでもないと
コーヒー豆を囲んで試行錯誤を繰り返していたころの記録です。

25日、26日の二日間に渡って映画祭が行われるのは、東横線大倉山駅
から急な坂をえっちらおっちら上った高台に建つ横浜市大倉山記念館です。
歴史を感じさせる重厚な石造りの建物が私達を迎えてくれました。

入口を入ってすぐのお部屋で映画祭実行委員の皆さんが手作りのケーキや
飲み物を販売しており、その端っこに場所を借り、こもれびコーヒーも
コーヒーと、初代コーディネーターであるうてつあきこが記したコーヒー焙煎の
記録「つながりゆるりと」を販売させていただきました。

雨降りにも関わらず、会場にはたくさんのお客さんがお見えになり、
映画やケーキを楽しみ、それぞれの映画の監督らと談笑しておられ、
カフェスペースには終始温かな空気が漂っておりました。
「今日も焙煎日和」もたくさんの方々に観ていただくことが適いました。
映画が終わると、映画の登場人物である焙煎メンバー達が前に呼ばれ、
挨拶などをさせてもらい、飯田監督や観客の皆さんからの質問にお答えしました。
「俺、恥ずかしくてイヤだよぉ、サングラスかけてくれば良かった」「挨拶なんて
絶対しない」なんて最初は言っていた照れ屋のスタッフも、なんてことはない、
その時になれば堂々と饒舌に話してくれるのです。

私も久しぶりにこの映画を観ました。1年半前に焙煎チームに参加した
私としては、5年前のメンバー達の様子は何度見ても新鮮です。そして
何度見ても胸がいっぱいになってしまいます。

飯田監督、実行委員の皆さん、嬉しい機会をありがとうございました。
物販のコーヒーは26日の分まであっという間に完売。
買って下さった皆さん、ありがとうございました。
焙煎メンバー達の人生がブレンドされたコーヒー、気に入っていただけたら幸いです。

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こもれびコーヒーは、東京新宿区にあるNPO法人自立生活サポートセンター・もやいが運営する交流サロンです。フェアトレードのコーヒー豆を焙煎し独自のブレンドを作るという過程を通して、多くの当事者(生活困窮者)が作業にかかわり、喜びと自信を共有するスペースです。また「世界の貧困問題と日本の貧困問題をつなぐ」という大きな課題に取り組んでいます。
アートのワークショップやコーヒーの試飲会などを開催し、地域との交流にも取り組んでいます。