2012年5月20日

皆さん、お久しぶりです。良い季節になりましたが、いかがお過ごしですか?
こもれびコーヒーから発信するメールの最後に、「ブログ、日々更新中!」とテンプレートを
つけてアピールしているくせに、日常業務に追われて更新がすっかり滞ってしまっていました。
さぁ、気を引き締めてブログ再開です。

「東ティモール独立10周年記念フェスタin Tokyo」

2012年5月20日の今日、東ティモール民主共和国は独立10周年を迎えました。

侵略に次ぐ侵略のあとは、人口の三分の一が命を落とすほどの殺戮を生き抜いた国。
島中の家という家、インフラを破壊され尽くしたボロボロの状態から再出発を果たした人達の、
少しでも力になれればと考え、こもれびコーヒーでは6年前の発足当初から東ティモールから
フェアトレードコーヒーを購入し、焙煎しています。

自分達が焙煎するコーヒーがどんな国で作られているのかを知るために、これまでも
【こもれびコーヒー】はPARCICさん協力のもと、東ティモールとコラボ企画をしたことがありました。
今日は祝福すべき独立10周年記念の日です。こりゃあ、行かにゃあ!ということで、
【こもれびコーヒー】はメンバー5人で青山で開催された記念フェスタに行って参りました。

表参道からほど近いオシャレな会場、その大ホールには日本軍の慰安婦にされた女性達の
証言がパネル展示してありました。メンバーそれぞれが熱心に読んでいきます。
私は途中で内容のあまりの惨さに気分が悪くなってしまいましたが、多くの女性達が受けた
あまりに深い傷から目をそらすべきではなかったのかもしれません。幸い、メンバーの一人が
冊子を購入したので、あとでじっくりと読み、耳を研ぎ澄まして彼女たちの訴えを聴こうと思っています。

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展示場を後にして階下へ降り、フェアトレードのコーヒーを味わった後、PARCICの
東ティモール駐在員として10年以上を現地で過ごす伊藤淳子さんのトークを聞き、続いて、
本日が初の公開リリースとなる映画「カンタ!ティモール」をメンバーみなで鑑賞しました。

精霊や妖怪を信じ、自然と深くつながりながら生きる東ティモールの子ども達の弾けるような笑顔と元気いっぱいの歌声から始まるこの映画、微笑ましくて思わず顔が緩みます。

しかし、映画は進むほどに悲惨さを増していきます。
島中を覆う、計り知れないほどに深い悲しみや痛みがスクリーンいっぱいに映し出され、
観客の涙を拭う姿がそこらじゅうにありました。

家族を8人殺された若者、虐殺された家族の名前を胸に彫って生きる老人、
友人を目の前で殺された青年…村で家族を失わなかった人など誰もいない。
それなのに彼らは口を揃えてこういうのです。「虐殺した側を恨んではいない。
恨んでいては前に進めないから」

当時23歳だった広田奈津子監督が、訪れた東ティモールで一曲の歌と運命的な出会いを
したことから生まれたこの映画。
「ねぇ大人達、ねぇ仲間達、僕らの過ちを大地は知っているよ」
その歌は私の心にも強く刺さり、耳から離れないのでした。

「平和とはお金で買えるものじゃない。平和は演説じゃない。政策なんかでもない。平和とは、暮らしそのもの」

村人たちが語った重い言葉の数々を反芻しながら、みんなで会場を後にしました。

私達が焙煎する【こもれびコーヒー】には東ティモールの豆が使われています。
【こもれびコーヒー】を購入していただくことで、お客様は東ティモールの人々に間接的に
つながっています。このような繋がりを広げるお手伝いができたら、私達はとても嬉しいです。

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写真:映画終了後のこもれびメンバー達

「東ティモール独立10周年フェスタin Tokyo」 ウェブサイト
http://tl10thjp.info/
  

「カンタ!ティモール」ウェブサイト
http://www.canta-timor.com/

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こもれびコーヒーは、東京新宿区にあるNPO法人自立生活サポートセンター・もやいが運営する交流サロンです。フェアトレードのコーヒー豆を焙煎し独自のブレンドを作るという過程を通して、多くの当事者(生活困窮者)が作業にかかわり、喜びと自信を共有するスペースです。また「世界の貧困問題と日本の貧困問題をつなぐ」という大きな課題に取り組んでいます。
アートのワークショップやコーヒーの試飲会などを開催し、地域との交流にも取り組んでいます。